スセリの日記3

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カブキ一刀涼談の阿国について思うこと

『カブキ一刀涼談』の阿国についての言動について思うことを、阿国の台詞をまとめるとともに書き連ねてみた。

 

『カブキ一刀涼談』はタイトルからもわかるようにカブキ団十郎が主人公である。そして阿国はヒロイン。カブキの相手役となるヒロインは阿国というブレなさは阿国ファンとしてとても嬉しかった。

ただし阿国ファンとして、阿国の描き方については、とても残念に思ったゲームでもある。

 

残念な点として、大きく上げられるのは2つ。

 

1⃣阿国の声が牧瀬里穂さんではないこと。

声の変更に大喜びしていたファンもいたが、僕としては天外魔境風雲カブキ伝のヒロイン阿国について語るで語ったように牧瀬里穂さんの声も含めた阿国ちゃんが大好きなので、声の変更はとても残念だった。

 

2⃣阿国の言動。

天外魔境 風雲カブキ伝』の阿国とはキャラが変わった、キャラ崩壊したと思える言動が見られたこと。

これについては、これから阿国の台詞まとめと共に書いていく。

 

 

『カブキ一刀涼談』で注目する点は、やはり『天外魔境 風雲カブキ伝』の主要キャラクター4人が登場していることである。特に世阿弥が生き返るという展開は、世阿弥ファンにとって感涙である。

しかし、それに反してストーリーはシンプルで、悪く言えばカブキや阿国といった人気キャラクターを出した場繋ぎゲームという感じは拭えない。

当時の対戦格闘ゲームは純粋にゲームバトルメインであり、ストーリーは二の次であるゲームが多く、『カブキ一刀涼談』もはっきり言ってストーリー性は皆無である。

 

『カブキ一刀涼談』取扱説明書のキャラクター紹介も、今までの天外シリーズのものと比較すると、とてもあっさりしたものである。

天外魔境 風雲カブキ伝』のようなビジュアルシーンやキャラクターを魅せる演出はまったくない。元々、対戦格闘を売りにしたゲームなので、仕方ないといえばそうなるが、天外魔境シリーズはキャラクターも設定もしっかりと作られて演出も素晴らしいゲームだっただけに、物足りないと思ったファンも多かった。

 

 

そして、阿国をプレイヤーキャラクターに選んだときの彼女の台詞を振り返ってみる。

 

まずは対カブキ団十郎

残念でした。
女を甘く見ないでね。
顔を洗って
出なおしてらっしゃい!

惚れた男だからこその厳しさか、カブキを叱咤するみたいである。

 

 


阿国

まったくもう!あなたなら、
もう少し楽しませてくれると
思ったのに・・・

自分の分身だから、その強さに期待していたのだろう。

 

 

 

世阿弥

本物の世阿弥さんなの?

弱すぎるわね・・・。

かつて共に戦った仲間であるからこそ知る世阿弥の強さ。それゆえの台詞であり、阿国世阿弥を認めていて、一目置いていることがわかる。

 

 

 

対プッシュ富士山。

あなた横綱を引退したら・・・。

阿国のこの台詞については、僕としてはとても残念である。『天外魔境 風雲カブキ伝』では、酒場で富士山がモテることがわかるイベントがあり、阿国は富士山の素朴な人柄を褒めていた。そんな阿国の優しい台詞が台無しにされてしまっていて、あまりにもキツすぎる。仲間だったゆえの厳しさや愛のムチだとしても、普段から女癖が悪くお調子者なカブキならともかく、温和な富士山に対してまでこんなことを言うか?、阿国はそんな子か?と思ってしまう。

 

 

 

対みこし。

かわいいだけで選ばれたのね。

悲劇だわ・・・。

こんな弱いのと戦うなんて。

これも、僕としてはとても残念に思った台詞である。

悲劇だわ・・・。こんな弱いのと戦うなんて。」と、みこしを見下す態度はあまりにもひどすぎる。阿国が高慢な性格だと誤解されかねない。この相手が絶大な人気を誇る『天外魔境Ⅱ』のヒロイン絹だったら、間違いなく阿国は大勢の絹ファンから敵視されて、ヘイトを集めていただろう。『天外魔境 風雲カブキ伝』で阿国はレイナ姫を気遣い(彼女を悲しませる選択をした場合)カブキを叱咤する優しさを見せていた。そんな阿国がこんなひどいことを言うのだろうか。

対戦格闘ゲームのヒロインは、屈強な男に混じって戦っているだけあって、たいてい自信家で高飛車な性格のキャラクターが多く、それがテンプレにもなっていたが、阿国にもそれが輸入されて悪い影響を与えてしまったのだろうか。

 

だがみこしの方も、阿国に勝ったときはこんなことを言っているので、お互い様かもしれない。

わーっ!勝っちゃった!
ステキで美人な阿国様に、
勝っちゃったー!
いいのかしらぁー。
美人でステキな阿国様と持ち上げてはいるが、嫌味ったらしく見えてしまう。『天外魔境Ⅱ』のみこしは、控えめでおとなしいところが可愛い子だったのだが、『カブキ一刀涼談』のみこしは声と一緒にキャラも変わってしまっているように思えてならない。

 

 


菊五郎

ハデなだけじゃダメなのよ!
もう少し楽しませてくれると
思ったのに・・・。

好戦的な性格が台詞から滲み出ているが、阿国はこんなに好戦的なキャラクターだったのだろうかと思ってしまう。

 

 

 

対マントーX。

笑っちゃうほど弱いわ。

あなたってギャグそのものね。

キツイ台詞だがマントー相手だから仕方ないだろうと誰もが思っただろう。

 

 

 


対甚五郎。

ああ、強い男と戦いたいよ。

甚五郎にがっかりする阿国。強い男と戦いたいと言う強い相手に飢えている阿国。やっぱりこの台詞に関しても、阿国ってこんなキャラクターだったのか?と思ってしまう。蒼き狼→狼→けだものという発想から、蒼き狼の血が覚醒してハングリー精神溢れているかもしれないと解釈もできなくはないが、やはりカブキ伝の阿国からはかけ離れているような気がする。

 

 

 

対ガープ。

蒼き狼の血の前に、
魔王の力などおよばない!
これではっきりしたでしょ。
あたし強いのよ!

蒼き狼』の血を引くからこそ、覚醒したことで好戦的な性格が出てきたのかもしれないが、カブキ伝の阿国の優しいところを思うと、気が強い面ばかりクローズアップされているようで首を傾げてしまう。

 

 

 

そしてエンディングはとてもあっさりしていた。この台詞とシーンだけである。右にいるのが、いつのまにかいたことになっていた阿国の双子の妹八雲である。

阿国というキャラクターは今後もシリーズに出すのに都合がいいキャラクターだが、牧瀬里穂さんの都合でそうそう出せないので、阿国の代わりに活躍させるために生まれたのが八雲というキャラクターなのだろう。

天外魔境 風雲カブキ伝』の重要イベントで、阿国はカブキにこう語っていた。

あたし ずっと ひとりぼっちだった

チャイナで生まれ・・・

ジパングに流れ・・・

そして オロチ丸の配下となって

誰にも 愛されずに 死んでいく

そう 思ってた・・・

阿国の孤独を感じる、とても切ないシーンである。だが八雲の存在は、この阿国のシーンと台詞に矛盾を生じさせてしまった。

八雲はその後『天外魔境 真伝』に登場して、一躍天外ヒロインとして名をあげている。真伝と言えば八雲を思い浮かべられるほどになり、彼女のファンアートも多数描かれるなど、人気と注目を集めた。八雲というキャラクターはデザインは魅力的だと思う。しかし、阿国ファンとしては複雑である。これが阿国だったらと思うと、なおさら残念に思えてならない。

 

 

『カブキ一刀涼談』は、カブキが主人公のシリーズのヒロインは阿国阿国はカブキにとって特別なヒロインであることが改めて知らしめた点では、阿国ファンとしてはとても嬉しいが、キャラ崩壊したと思う台詞もあるのがとても残念である。

悲しむレイナ姫を代弁するかのように、カブキを叱咤した阿国。そしてジパングへ戻る船の上でカブキとレイナ姫を思いやる優しさを見せた阿国。僕はやっぱり『天外魔境 風雲カブキ伝』の阿国の印象があまりにも強いようである。



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