発売日:1989年6月30日
定価:7,200円(税抜)
型番:HCD9005
企画
工藤裕司
製作総指揮
工藤 浩
プロデューサー
大里幸夫
清水 始
今井丈雄
原作
P.H.チャダ
(「FAR EAST OF EDEN」より)
脚本
あだちひろし
音楽プロデュース
坂本龍一
声の出演
岩田光央
塩沢兼人
江森浩子
青野 武
加藤精三
銀河万丈
田中康郎
鶴ひろみ
野田圭一
大竹 宏
宮内幸平
森 功至
矢田耕司
屋良有作
塩屋浩三
渡辺菜生子
塩屋 翼
佐藤正治
戸谷公次
片石千春
平野正人
美術監督
辻野寅次郎
グラフィック監修
岡本敏郎
進藤 司
背景
アトリエ・ラスコー
音楽監督
中神紀之
音楽
小久保 隆
成田 忍
荒殿 卓
越水 淳
松本かよ
山口高志
マニュピレーター
小原 肇
守尾 崇
助監督
内村享人
小林正樹
高山昌也
システム・プログラム
三上 哲
菊池賢次
ゲーム・プログラム
中田伸一
山森正和
サウンド・プログラム
滝本利昭
星 恵太
岩淵貴幸
高橋克昇
マップ・デザイン
藤本佳代
久保 久
アニメーション・デザイン
進藤 司
佐藤 裕
岡田寿夫
武田真理
動画
岡本敏郎
松浦浩司
輪島智美
佐々木伸
藤井康博
SIFCACORPORATION
伊藤寿仁
大坪三栄子
RED
水谷謙之介
相庭博人
テクニカル・スタッフ
野沢勝広
本迫芳夫
小山俊典
松下和裕
スペシャル サンクス
高野エマ
広井栄二
野田一行
吉川雄二
家入多佳文
湯沢一毅
水谷 健
まきのこうじ
桑原美生
福田正和
協力
青二プロダクション
音響ハウス
キャブ
サンプロデュース
スタジオイオン
ティックタックパブリッシャー
東京ムービー新社
トラフィコ
ミュージカル・プラン
(五十音順)
総監督
広井王子
天外魔境シリーズ記念すべき第1作。最初にして元祖の天外ゲーム。このゲームなくして天外は語れない。PCエンジンゲーム最高峰『天外魔境Ⅱ卍MARU』もこのゲームなくしてはありえず、やはり天外Ⅰあっての天外Ⅱで切っては切り離せないだろう。
管理人がプレイしたのもやはりこの『天外魔境ZIRIA』だったが、『天外魔境Ⅱ卍MARU』をプレイする前にプレイできたことでより天外Ⅱを楽しめた。
オーソドックスな和風RPGで、ハドソン制作だけあって、システム面はそつなく作られている。辻野寅次郎氏による魅力的なキャラクターたちも天外ワールドを彩っている。
あえてあげるなら「ロードが長い」「戦闘時の読み込みが遅い」があげられるが、当時はロード時間や読み込み時間があるのは当たり前で、プレイしているうちに慣れたし、そもそも気になるほど遅くはない。もっとすごいのは起動までに30秒読み込み時間がかかるゲームもあった。
全74ページのオールカラー仕様のマニュアルはとても豪華である。
冒頭には漫画(原案:P.H.チャダ、原作:広井王子、絵師:辻野寅次郎)が載っていたり、登場人物紹介や舞台紹介、攻略に役立つ情報や必勝法、とにかくたくさん情報が詰め込まれているのである。
さらに後半の『MAKING OF ZIRIA』では、坂本龍一、P.H.チャダ、広井王子、辻野寅次郎、のプロフィール紹介やコメントが掲載。
『ゲーム界の大目付さくまあきらが天外魔境を語る!!』
『これは天外魔境-ジライア-の製作風景なのだっ!!』
『セリフを録音するスタジオ風景だっ!!』
『言葉は、こんな風に入れちゃうのだ!!』
では制作の舞台裏が掲載されて
プロデューサー 中本伸一
チーフプログラマー 飛田雅宏
メインプログラマー 三上哲
メインプログラマー 菊池賢次
によるコメントもそれぞれ掲載。
『セリフを録音するスタジオ風景だっ!!』では、邪神斎役の加藤精三氏、大竹まこと氏、永井真理子さんも写真つきで掲載。読んでてワクワクするクオリティなのである。
キラキラ仕様のシールや大門教封印シールがついている遊び心も嬉しい。
この『天外魔境ZIRIA』はメディアミックス展開もされていて、ノベライズ、アニメ化、ゲームブック等、関連商品がいくつも作られたことからも、人気の高さがうかがえる。
天外シリーズといえば真っ先に天外Ⅱがあげられるが、この『天外魔境ZIRIA』なくしてすべての天外シリーズは語れない。ぜひプレイしていただきたい。