目次
第一章 雷神
第二章 夕能
第三章 夢見
第四章 エース
第五章 移動要塞アラモ
第六章 真実の力
第七章 闇の呼び声
第八章 火の一族
第九章 絶対神誕生
エピローグ
松田篁
監修・広井王子
絵師・辻野寅次郎
デザイン・東 千鶴
発行 一九九七年八月二十五日 初版発行
発行者 佐藤辰男
発行所 株式会社メディアワークス
発売元 株式会社主婦の友社
装丁者 荻窪裕司(META＋MANIERA)
印刷・製本 加藤製版印刷株式会社
ISBN4-07-306779-6
C0193 \550E
発行◎メディアワークス
発売◎主婦の友社
定価：本体550円
「天外魔境 第四の黙示録」の小説版。著者は松田篁（現：松田朱夏）氏。広井王子氏監修とあるが、広井王子氏は自身の熱心なファンだった松田氏の才能に惚れ込み出版社に彼女を紹介し、それ以降は松田氏にノベライズを一任したこと、広井氏自身はあくまで作家・松田篁氏の誕生を作っただけにすぎないことが本書内の広井王子氏の解説で明かされている。
このゲームを1冊でノベライズ化するには無理があるので、はしょられたキャラや展開があり、小説独自の展開だが、とてもうまくまとめている。辻野寅次郎氏による挿絵も必見である。
「天外魔境」をきっかけに一人のファンが一流の小説家となったきっかけとなった作品。そういったエピソードもあり、読み返すごとに感慨深くなるだろう。
余談だが、松田篁氏は現在は松田朱夏名義で「鬼滅の刃」や「七つの大罪」等大型作品のノベライズ化を手掛けるなど大活躍している。興味があったらこちらも是非読んでいただきたい。
